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公開リハーサル 
- Report

2001年7月19日(木) 17:00〜 ル テアトル銀座

 日本公演 2001年7月20日(金)〜8月12日(日) ルテアトル銀座   (写真はプログラムより掲載しました)



「ククラチョフの猫劇場」の日本公演を運営している
猫劇場実行委員会から、公開リハーサルの招待券を送りますという
夢のようなメールをいただいて、楽しみに待っていた7月19日。
わくわくしながら行ってまいりました。しかもリハですから。


16:30 開場 場内はほぼ満席。マスコミのカメラ機材などが客席にかまえています。

私の席は3列目。,近くの客席に座ったおじさんに、スタッフと思われる人が
「..ぬいぐるみ、かわいくできて..」 などと挨拶しています。



開演予定の17:00を少しまわって、客席が暗くなり、軽快な音楽が流れてきました。

すると、いきなり後部客席から歓声が。


ククラチョフさんです。スポットライトをあびて、観客と握手しながら
階段を降りてきます。見ると、ククラチョフさんが動くたび
ふわぁっ ふわぁっと猫の毛がライトの中に舞い飛びます。


ワタシの毛?

舞台に上がったククラチョフさん。

客席を巻き込んだ楽しい余興の後、「くるみ割人形」のお話の始まりを告げ、
「悪いねずみ達がきたら、教えてくださいね」と客席にお願いして舞台裾へ。

今年のお話し部分は日本語の吹き替えでした。
 

(7/20フジテレビニュース画面より)

と、いきなり舞台の端から端に走り抜ける猫。
「あっ 猫、猫っ」 と歓声が。


そんな感じで始まった、「くるみ割人形」前半。
王子様と王女様が楽しく暮らしていて
王子様が次々と王女様にいろんな芸を見せて楽しませます。
 

ククラチョフさんは王女様に仕え、楽しませるピエロの役。
ストーリーの合間に、猫たちといろいろな芸を見せてくれます。


(7/20フジテレビニュース画面より)

猫、どんなに振り回してもそこにいます。
月の形をした先に乗ってる猫、わかりますか?
 


王子様が悪いねずみ達に「くるみ割人形」に変えられてしまいす。
その魔法を解く方法はただひとつ。

誰かが水を飲ませてくれて、キスをしてくれること。
はたして王子様は元の姿に戻れるのでしょうか。


(7/20フジテレビニュース画面より)

王子様が変えられてしまった「くるみ割り人形」↑


これで終わりニャロ?


15分の休憩をはさんで後半のはじまり。

王女様が「くるみ割り人形」に水を飲ませ、キスをしたので
魔法が解け、悪いねずみも退散して、フィナーレへ。

後半は猫達の芸を次々と見せてくれます。


(7/20フジテレビニュース画面より)

猫水車? 猫を乗せたままゆっくり回っているんですが
みんな、信じられないほどじっとしています。


(7/20フジテレビニュース画面より)

猫の逆さ棒渡り〜。
 
はじめる前は、棒の端っこで、しばしカリカリ爪とぎ。
なかなかその気になってくれません。


(7/20フジテレビニュース画面より)

猫の両手棒渡り〜。
 
棒を肩に乗せて支えている人に、体ごとスリスリして、
なかなか渡ろうとしないのでハラハラ
でも、それはそれで笑いと拍手〜。



(7/20フジテレビニュース画面より)

王子様が猫と演じる、猫の棒上玉乗り!

王子様がこんな真剣な表情だったなんて、
この画像ではじめて知りました。



ククラチョフさんが前に立つと、ひとりで起き上がって、
前足をククラチョフさんにチョンチョンと出すところが
とても愛らしかった猫。
このあと、この姿勢のまま、ロシアの民族衣装を纏っておすまし。


 
そして、おまたせしました。

 

猫の逆立ち〜!
大拍手〜パチパチパチ o(^ー^)o☆o(^ー^)oパチパチパチ (^・^)

この逆立ち、去年は両手両足の付け根を持ち上げて、
猫が手足をぴーんと伸ばしたところで
そうっと逆立ちの体制に持っていったけど、
今年は、前足をもって、後ろ足を上にあげただけでこの通り。
 

ホントに猫なのかぁ?


 
こうして、リハーサルとはいえ、トラブルらしいトラブルもなく
大きな拍手の中、ククラチョフさんが客席に消えて、舞台は無事に終わりました。

王子様が帽子に猫を乗せてフラフープをした時、
猫が帽子から脱走したことは忘れてあげようと思います(笑)


アラ もう終わり?


あとがき

去年より感動してじ〜んとしました。

ククラチョフさんは、「猫のちょっとした癖や能力を見つけて
それを芸として生かしているだけ..」 と言いますが
ほんとにそれだけなんでしょうか。

猫が人間に心を開いてくれて、人間がそれなりの働きかけをすると
ここまで応えてくれるっていう奇跡を見せてもらった気がします。

去年にくらべ、主役が王女と王子だったせいか
ククラチョフさんに、余裕ができたように思います。

「何度、鍋から出しても戻る猫」との演技が終わったあと、
暗くなっていく舞台の上で、ククラチョフさんが猫を胸に抱きしめて
そうっと頬擦りしていたのが印象的でした。



お土産はククラチョフ人形をどうぞ♪

ロビーで売ってたククラチョフ人形 2000円
この人形を持っていたら、猫と友達になれるかも。 



余談です

いつも堂々とした逆立ちを見せてくれるマルーシャ。


 
「100万回生きたねこ」の主人公の猫と印象がそっくりだと思いました。

  

「100万回生きたねこ」は、いろんな飼い主に、いろいろな飼われ方をして、
不幸な死に方をしては、百万回も生まれ変わった猫のお話です。
 
飼い主は王様だったり、泥棒だったり、サーカスの手品使いだったり。

ある日、ねこは野良猫に生まれ変わり、
だれのものでもない、自分の人生を、愛する猫と暮らし、
その人生を生ききった時、二度と生き返ることはなかった...

そんなお話なんだけど、マルーシャ、きみはどうなのかな?

やっぱり生き返る?
 
それとも、ククラチョフさんという人と
気持ちを通わせて生きている、今が好きですか?



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