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駅前の再開発で閉園が決まった「ねこたま」です。 この日、「ねこたま」は10年の歴史に幕を閉じようとしていました。 園内は馴染みの猫たちとの別れを惜しむ人たちがたくさん。 猫たちもなんとなく落ち着かない様子。 スタッフに抱かれて外に出てきたヤマトは人の多さにビビり気味。
福ちゃんの部屋の前には親子連れ。
「お嬢ちゃん、サヨナラは言わないでおくぜ」 猫ちゃん...。 |
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閉園する「ねこたま」。猫達は、系列の施設に移されたり、昨年から募集した里親さんにお願いしたり、スタッフが引き取るそうです。
猫達を里親さんに託す卒業セレモニー。卒業証書が読まれて、猫たちはおとなしく里親さんのキャリーバックに入れられ渡されていきます。
「ねこたま教室」で、仲がよかったというおこげ君たち。お互いに寄り合って最後の別れ。「おまえ、狸っぽいから猟師には気をつけろよ。」「おこげ君は黒いから夜中にシッポ踏まれないようにね。」「シッポないから大丈夫。」(おこげ君はマンクス)
兄弟猫のトランちゃんとクロンちゃんは、離れると食欲をなくすくらい仲がいい為、兄弟一緒という条件で里親を探したそうで、一緒に貰われていきました。 猫達を渡し終え、司会を務めていたスタッフが最後の挨拶を始めると、他のスタッフは後ろを向いてしまいました。皆さん泣いていました。
17:00。日が落ちてすっかり暗くなった園内。「蛍の光」が流れる中、名残惜しそうに少しづつ出口に向うお客さんを、スタッフが猫たちと一緒に最後のお見送り。見ると寒さから猫たちを守るように、みんな猫を胸元に入れて抱いていました。
こうして、「ねこたま」は、10年の歴史に幕を閉じました。
「ねこたま」は、猫たちや、スタッフの皆さんを通して、生き物のぬくもりを愛しいと思う気持ちを育んでくれた場所だったと思います。 猫たちが新しい環境でも幸せに暮らせますように、スタッフの皆さんが新しい職場でも活躍されますように、祈っています。 |